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COLUMN 不動産売却コラム

2022/04/19(火)

実勢価格と公示価格の違いとは?実勢価格を知るための方法もご紹介

土地の価格を調べる際に公示価格や実勢価格などさまざまな種類があります。
どの価格を参考にすれば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
土地の価格は、それぞれ目的や取り決めが異なります。
今回は、実勢価格と公示価格の違いと、不動産査定の必要性について解説します。

□実勢価格と公示価格の違いは?

土地の価格は「一物五価」と呼ばれ、公示地価・実勢価格・基準地価・路線価・固定資産税評価額があります。
今回は、実勢価格と公示価格について解説します。

 

*実勢価格

実勢価格は、土地を売買する場合にいおいて、実際に市場で取引が成立した価格です。
土地は時価で売買されるため、当事者間の交渉により、取引された金額が実勢価格となるのです。

実勢価格は、需給バランスでその都度価格が変動します。
例えば、売主が3,500万円で売りたいと希望したが、買主との交渉で3,000万円となった場合は、売値が3,500万円、実勢価格が3,000万円となります。
実勢価格は、過去の取引価格をもとに算出されるため、将来の取引価格を示すものではありません。

また、不動産会社が広告に掲載している価格は販売価格であり、実際に取引が成立した実勢価格ではないため注意が必要です。
実勢価格は、国土交通省の「土地総合情報システム」で調べられます。

 

*公示価格

地価公示法に基づき、国土交通省の土地鑑定委員会が都市計画区域内等に設定された標準地(令和2年地価公示で26,000地点)について公示する価格です。
複数の不動産鑑定士が鑑定後、国土交通省または各都道府県が審査をした上で価格が決定されます。

公示価格は、毎年1月1日時点の1平方メートルあたりの正常な価格を、同年の3月に公表しています。
公示価格は、国土交通省「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」のページで調べられます。

 

□不動産査定の必要性について

続いて、不動産査定を行う必要性についてご説明します。
「なぜ不動産査定を行う必要があるの」とお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

*実勢価格と周辺相場が大きく乖離する可能性

公示価格や路線価、固定資産税評価額などからも実勢価格を確認できます。
しかし、あくまでも簡易的な計算であり、正確な数値とは言えません。
したがって、実際の取引が成立した実勢価格とは大きくかけ離れた金額になる可能性があります。

 

*路線価を使った簡易計算のみで売却を進めるのは危険

公示価格や路線価、固定資産税評価額など、簡易的な計算で算出した実勢価格を用いて不動産の売却活動を行うことはリスクが伴います。
なぜなら、早期に高く売ることが難しい場合があるためです。
簡易的な計算で算出した実勢価格は、あくまでも目安として参考程度のものです。
実勢価格が周辺の相場と大きく乖離した金額になれば、長期にわたり不動産が売れない可能性や損をしてしまう可能性があります。

一方、不動産査定を行って算出した実勢価格は、不動産会社が実地の調査を行っているため、非常に精度が良く実際に売れる金額により近い金額となります。
そのため、不動産査定を行うことは売却活動においてとても重要です。
売却を決断した際は、早い段階で不動産査定を行うことをおすすめします。

以上が、不動産査定の必要性についてでした。
精度の高い実勢価格を把握するためには、不動産一括査定サイトの利用もおすすめです。
ぜひご検討してみてください。

 

□まとめ

今回は、実勢価格と公示価格の違い、不動産査定の必要性について解説しました。
実勢価格は、需給バランスで価格が変動します。
また、公示価格や路線価、固定資産税評価額などからも実勢価格を算出できますが、あくまでも目安として参考程度のものです。
ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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