2022/02/10(木)
不動産相続の手続きの仕方について紹介します!
「不動産相続を検討している」
「不動産相続の手続きの仕方について知りたい」
このようにお考えの方がいらっしゃると思います。
不動産相続をする際には、いくつかのステップを踏んでいく必要があります。
この記事では、不動産相続の手続きの仕方と、手続きをする際に注意しておきたいポイントについて紹介します。
□不動産相続の手続きの流れについて
まずは、不動産相続の手続きの流れについて各ステップに分けて紹介します。
1つ目のステップは、相続人と相続する財産などを確認することです。
相続人や登記に関することなどを整理してから手続きを始めなければ、後になってトラブルに発展してしまう恐れがあるので、これらはしっかりと確認しておきましょう。
また、相続する遺産について記載されている遺言書などがある場合は、自分達で勝手に開封してはいけません。
これは、家庭裁判所による手続きを経てから開封する必要があるので注意しましょう。
2つ目のステップは、相続人間での話し合いです。
相続人が複数人いる場合があるでしょう。
その場合は、どのように分配するのかを話し合って決めます。
共有分割や換価分割などの方法があるので、全員が納得できるまできちんと話し合うようにしましょう。
話し合いを経て結論が決まれば、その内容を遺産分割協議書にまとめます。
こうすることで、対象となる遺産が相続人の所有物として正式に認められます。
3つ目のステップは、名義変更です。
遺産を相続するためには、所有権移転登記の手続きを行った後に、名義変更の手続きをする必要があります。
この際には、いくつかの書類を準備する必要があるので、不備がないように気をつけましょう。
4つ目のステップは、相続税の手続きです。
相続する財産の価格が基礎控除を超えている場合は、申告をする必要性が生じます。
これには期限が設けられているので、期限内に行うようにしましょう。
ここまで、不動産相続の手続きの流れについてご紹介しました。
不動産相続に関する理解は深まったでしょうか。
□相続する際の注意点について
次は、相続する際の注意点について紹介します。
1つ目は、相続した物件を売る際の注意点です。
「相続した物件を売却したい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
そのためには、相続登記をしておく必要があります。
これをしておかないと、いざ手放そうとした時に、スムーズに手続きが行えないので注意しましょう。
相続登記の手続きには期限が設けられていません。
そのためついつい後回しになってしまいがちですが、売却が自由にできなかったり、何かトラブルが起きた際に不動産賠償が受けられなかったりと、手続きをしておかないことによって生じるリスクがあるので、なるべく早めに済ませましょう。
また、相続した物件であっても、売却によって利益を得た場合は課税の対象になります。
確定申告を忘れずに行いましょう。
2つ目は、戸建ての物件を相続する際の注意点です。
「戸建ての物件を相続したけれど、自分は別の住宅に住んでいるから使い道がない」
このような悩みを持つことがあると思います。
しかし、自分が使わないからといってそのまま放置しておくと、特定空き家に指定されてしまう恐れがあります。
そうなると、小規模住宅用地特例の対象外となってしまうため、固定資産税がかなり高くなってしまいます。
売却などの方法を活用して、空き家の状態のまま放置しておかないようにしましょう。
□まとめ
この記事では、不動産相続の手続きの仕方と、手続きをする際に注意しておきたいポイントについて紹介しました。
当社には相続診断士の資格を持つスタッフが複数名在籍しています。
皆さんの状況に合わせて最適なサポートが可能です。
不動産の相続に関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。