2022/01/25(火)
遺産の家を売却したい?流れとかかる税金をご紹介します!
「遺産の家を売却したいけど、流れが分からないな」
「不動産売却にかかる税金について知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃるでしょう。
この記事では、遺産の家の相続から売却までの流れと不動産売却時にかかる税金についてご紹介します。
少しでも興味のある方は、ぜひ参考にしてくださいね。
□相続から売却までの流れ
遺産の家の相続から売却までの流れはご存じでしょうか。
流れを知っておくことで、スムーズに売却が行えるでしょう。
そこで、ここでは遺産の家の相続から売却までの流れについて詳しくご紹介します。
*相続登記
相続登記には5つの流れがあります。
1つ目は、遺言状や遺産を確認することです。
2つ目は、不動産会社に査定の依頼をすることです。
3つ目は、書類の収集をすることです。
4つ目は、遺産分割協議をすることです。
5つ目は、親の家の名義を変更することです。
遺産分割が必要な換価分割などの場合は、2つ目と4つ目を行わなければなりませんが、単独相続や現物相続など遺産分割が不要の場合は、2つ目と4つ目は行わなくてよいです。
*不動産売却
不動産売却には3つの流れがあります。
1つ目は、不動産会社に売却依頼をすることです。
2つ目は、相続を受けたの売却決定と売却金額を決定することです。
3つ目は、必要に応じて、売却金額の分割をすることです。
また、相続登記に必要な書類をご紹介します。
相続登記を行う際に、ぜひ参考にしてくださいね。
相続登記に必要な書類は以下の通りです。
・遺産分割協議書
・登記申請書(自分で作成するか司法書士に作成してもらう)
・亡くなった人の戸籍謄本(出生から亡くなるまでの全て)
・亡くなった人の住民票の除票
・相続人全員の現在の戸籍謄本
・相続人全員の住民票の写し
・相続する不動産の固定資産税評価証明書
・相続人全員の印鑑証明書
・相続する不動産の全部事項証明書(法務局で取得する)
これらの書類は忘れずに用意しておきましょう。
遺産の家の相続から売却までの流れをご紹介しました。
ぜひ覚えておいてくださいね。
□不動産売却時にかかる税金とは
不動産売却時には税金がかかります。
売却を検討している方は、どのくらいの税金がかかるか知っておくと良いでしょう。
そこで、ここからは不動産売却時にかかる税金について詳しく見ていきます。
1つ目は、印紙税です。
印紙税とは、売買契約書に印紙を貼って納める国税のことを指します。
税額は契約金額によって異なります。
500万円超1000万円以下で5000円、1000万円超5000万円以下で1万円、5000万円超1億円以下で3万円、1億円超5億円以下で6万円の印紙税がかかります。
※令和4年3月31日までの印紙税です。
2つ目は、譲渡所得課税です。
不動産を売却して利益が出ると、譲渡所得課税の課税対象となります。
これにより、所得税と住民税がかかります。
この譲渡所得課税は売却価格から取得費と譲渡費用を差し引いた売却益に税率をかけたものです。
すなわち、相続した不動産の売却価格が取得費と譲渡費用の和よりも低い金額である場合は、この税金はかかりません。
また、譲渡所得課税は保有期間で税率が変わります。
具体的には、不動産の所有者になってから売却した年の1月1日までの保有期間が5年超なのか5年以下なのかで税率が異なります。
5年超の方が税率は低く、5年以下の方が税率は高いです。
この差は約2倍です。
不動産売却時にはこの2つの税金がかかることを押さえておきましょう。
□まとめ
今回は、遺産の家の相続から売却までの流れと不動産売却時にかかる税金についてご紹介しました。
不動産売却についての疑問点は解消されたでしょうか。
当社は、お客様の不動産売却のお手伝いをしています。
遺産の家の売却でお困りの方は、お気軽にご相談ください。