2023/08/16(水)
リースバックで消費税はかかる？税金の特例を適用する際の注意点も解説
リースバックとは、自宅を一度売却し、その後も賃貸として自宅に住み続けるという仕組みです。
売却代金を生活資金にできるので、老後の生活資金や住宅ローンの返済に不安を抱える方を中心に選ばれています。
一方で、リースバックで得たまとまったお金に消費税が発生するのではという疑問をお持ちの方も多いかもしれません。
そこで、今回はリースバックには消費税がかかるのかについて、リースバックに関わる特例における注意点とともに解説します。
□リースバック消費税はかかる？
結論、リースバックでは消費税はかかりません。
消費税は商品やサービスを購入した際に発生する税金です。
1.国内の取引
2.事業として行われる取引
3.対価が発生する取引
4.資産の譲渡や貸付けなどの取引
以上の4つの要件を満たした取引に消費税がかかります。
つまり、2番目の要件である「事業としての取引」に個人は含まれないので、リースバックをはじめとした不動産売却で消費税は発生しないのです。
一方で、事業としてリースバックを利用する際は、消費税が発生します。
不動産会社に代わりに資産を購入してもらい購入費用を毎月返していくファイナンス・リースや、毎月決まった料金を支払うことで不動産会社が所有する資産を使用するオペレーティング・リースなどが当てはまります。
□リースバックにおける税金特例での注意点
リースバックは1度住宅を売却するので、通常の不動産売却と同様に3000万円の特別控除を適用できます。
あらゆる条件を満たす必要がある特別控除ですが、その中でも特に注意したい2点を解説します。
＊親族間のリースバックでは特別控除適用外
不動産会社に高額な手数料を払いたくない、いつまで賃貸借契約を続けられるか不安という気持ちから、親族間で不動産取引をしようとする方もいらっしゃいます。
しかし、親族間でのリースバックをはじめ不動産売却では3000万円の特別控除は適用できないのです。
「売手と買手が親子や夫婦など特別な関係でないこと。」という条件があり、特別な関係に親族間が該当するからです。
手数料を抑え、かつ安全に売却から賃貸借契約締結までを完了させたい方は、リースバックを取り扱う不動産会社に依頼しましょう。
リースバックで実績のある不動産会社に依頼することで、3000万円の特別控除も適用できるのでトータルコストを抑えられます。
＊取得費用がわからない場合
不動産売却で利益を得たときに発生する譲渡所得税の金額は、売却価格だけではなく不動産の取得費用も大きく関係します。
譲渡所得税は、「売却価格－(取得費用＋譲渡費用)」で求められる譲渡所得に一定の税額をかけることで求められます。
取得費用と譲渡費用が高いほど譲渡所得額が減り、それに伴い譲渡所得税も減少するという仕組みです。
取得費用に含まれるのは、不動産の購入価格、手数料、建物の建築代金や改良にかかった費用などです。
これらの取得費用を把握している場合はその金額をもとに譲渡所得が求められますが、取得費用がわからない場合は売却価格の5%が取得費用とされます。
実際の取得費用よりも売却価格の5%のほうが低い価格になるケースが多く、本来よりも高い譲渡所得税を支払うことになってしまいます。
取得費用は売買契約書や依頼した不動産会社に問い合わせることでも確認できるので、諦めず確認できる手段は全て試しましょう。
□まとめ
リースバックでは、事業としての取引であれば消費税が課せられますが、個人としての取引であれば課せられません。
不動産取引の中でも特殊な取引であるリースバックですが、リースバックで実績のある不動産会社に依頼することで、特別控除の適用や契約締結などを安心して進められます。
当社でも、リースバックを取り扱っております。
地域密着型の不動産取引で確かな経験と実績がございますので、リースバックをご検討中の方はぜひ一度お問い合わせください。
運営会社：プランドゥライフ株式会社
対応エリア：千歳市、苫小牧市、札幌市
不動産売却サービス一覧
千歳店
住所：〒066-0042 北海道千歳市東雲町5丁目45-1
電話番号：0123-22-3334
営業時間：9時30分~18時30分
定休日：水曜日
苫小牧店
住所：〒053-0052 北海道苫小牧市新開町4丁目2-2
電話番号：0144-53-2055
営業時間：9時30分~18時30分
定休日：水曜日
札幌豊平店
住所：〒062-0003 北海道札幌市豊平区美園三条5丁目1-15
電話番号：011-799-0065
営業時間：9時30分~18時30分
定休日：水曜日
不動産購入HP：https://www.plando-l.com/
