2022/08/30(火)
生前贈与された不動産の名義変更ってどのように行えばいいの?
不動産はその所有者が希望すれば、生前贈与をすることも可能です。
生前贈与とは、所有者が亡くなってから遺産として相続されるものではなく、生きている間に譲渡することを指します。
今回はその流れや手続きについてご紹介するので、これから生前贈与の予定がある方はぜひ参考にしてみてください。
□名義変更の手続きの流れについて
そもそも手続きの流れを説明する前に、生前贈与の特性について知る必要があります。
こちらは不動産売買ではなく、贈与になりますので無償なのが基本です。
本来は、特に書類作成は必要なく、土地の譲受者同士が合意さえすれば、それによって契約成立となるのです。
しかし不動産売買で行われている書類の作成や登記はしなくても良いというわけではありません。
口頭だけの契約では、第三者に対して証明が難しいからです。
証明ができないと、その不動産を売買したり担保にすることができなかったりします。
必ず名義変更を行いましょう。
それでは名義変更の流れについて挙げていきます。
手順は大きく分けて3つあります。
1つ目は、必要書類を集めます。
・固定資産評価証明書
・住民票
・印鑑証明書
・登記済権利証、または登記識別情報通知
・登記事項証明書
これら5つの書類が必要になります。
2つ目は、押印書類を準備します。
不動産贈与契約書や委任状などの押印が必要な書類を作成します。
特にこれらは、後から起こるトラブルの防止に繋がるのできちんと相互確認をしておくことをおすすめします。
3つ目は、管轄の法務局へ登記申請を行います。
上記でまとめた書類をホッチキス止めでまとめて、その不動産を管轄している法務局まで提出します。
申請方法としては、「実際に持ち込む」「郵送」「オンライン」の3つがあります。
オンラインはダウンロードや様々な手続きが必要なので、持ち込みか郵送が確実でおすすめです。
申請してから1〜2週間程度たてば登記が完了します。
完了後は登記識別情報通知というその不動産の権利証を受け取り、内容に相違はないかを確認します。
□名義変更にかかる税金について
さて、不動産を相続すると、生前贈与でもいくつかの税金が必要になることをご存じでしょうか。
ここからは不動産の名義変更の際に必要になる税金を3つご紹介します。
*不動産取得税
こちらは不動産を取得した人を対象にかかる税金ですが、支払うのは1回だけです。
不動産取得税は、その不動産の費用の3〜4パーセントほどです。
名義変更してから2~6か月ほどで納税通知書というものが送られてくるので気長に待ちましょう。
ちなみに、居住のための土地や建物の場合は減税されることがあります。
*登録免許税
登録免許税とは、法務局での名義変更に際して必要になる税金です。
特に、親から不動産を贈与されて相続する際は、その価格の2パーセントが登録免許税としてかかります。
またこの税金を支払う人は、贈与する人、される人のどちらでも大丈夫です。
*贈与税
贈与税とは、その贈与された不動産を受け取った人に対してかかる税金のことで、不動産の金額によって税金が変動します。
その1年のうちに不動産が贈与された場合、税務署に申告して納税します。
また、自分の両親などから譲り受ける場合は、優遇税率を受けられます。
その条件は2つあります・
・贈与者が父または母、祖父母、曾祖父母
・贈与された人が1月1日時点で18歳以上
これらを満たしていると優遇税率を受けられます。
加えて、贈与税自体に110万円の基礎控除があるので、基本的には贈与税からこの額を引いたものを払うことになります。
□まとめ
生前贈与された際の不動産の名義変更の流れと、それに際して必要な税金についてご紹介しました。
これらの手順は、適当にやってしまうと後から余計に時間がかかることになります。
必ず、丁寧にゆっくりと名義変更手続きをすることをおすすめします。
運営会社:プランドゥライフ株式会社
対応エリア:千歳市、苫小牧市、札幌市
不動産売却サービス一覧
千歳店
住所:〒066-0042 北海道千歳市東雲町5丁目45-1
電話番号:0123-22-3334
営業時間:9時30分~18時30分
定休日:水曜日
苫小牧店
住所:〒053-0052 北海道苫小牧市新開町4丁目2-2
電話番号:0144-53-2055
営業時間:9時30分~18時30分
定休日:水曜日
札幌豊平店
住所:〒062-0003 北海道札幌市豊平区美園三条5丁目1-15
電話番号:011-799-0065
営業時間:9時30分~18時30分
定休日:水曜日
不動産購入HP:https://www.plando-l.com/